私たちが野外で過ごしている時、実は様々な生きものたちがせっせと動き回っています。
彼らがどんなことをしているのか?じーっと観察してみると意外とおもしろい発見があったりしますよ。
今日は、来月初めのモニターイベントの準備をしていました。竹筒で三脚をつくる作業です。
三本の竹筒をそれぞれが支え合うように組んで、安定するように、ノコギリで短く切った三本の竹筒で足を固定します。
最近、竹を使う作業をしているといつも近づいてくる生き物がいます。
黒地の身体に黄色い帯。胸と腹の間がキュッとくびれている、一般的にはドキッとするフォルム。
つまり蜂なんですが、たくさんいる蜂の種類の中では、割とおとなしい種類なので、観察しやすいと思います。
この蜂はドロバチ(たぶんオオフタオビドロバチ)。
何本もある竹筒の切り口を吟味しながら飛んでいて、時々竹筒の中に入っていきます。
竹筒に入っていくドロバチを観察してみると、大変おもしろい動きを見せてくれます。
お尻から出てくると、脚に何か持っています(1枚目)。
持っている何かを竹筒の外に蹴り飛ばします(2枚目)。
蹴り飛ばすと同時に再び竹筒の中に入っていきます(3枚目)。
穴の奥に消える(4枚目)。
竹筒の中にあったゴミのようなものを脚でまとめて外に出していたんですね。
ほかの所では、別の動きをしているドロバチもいます。
ガの幼虫のようなものを抱えています。餌かな?(1枚目)
私がノコギリで切った竹筒の中から幼虫がたくさんでてきました。(2枚目)
どのくらいたくさんの幼虫が詰まっているんでしょうね。
ライター:島貫
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