田んぼの自然再生、少しずつ結果が見えてきました

今日はやまさぁーべのメインフィールドである田んぼの見回りに行ってきました。天気も良くて生き物がいっぱい♪

昨年行った、水路の復活工事の効果も少しずつ見えてきました。


ここがいつもの田んぼ。半月前までは一面の銀世界でしたが、すっかり雪はなくなりました。この時期、季節の移り変わりの速さには、毎年驚かされます。

やまさぁーべ田んぼ

土手には黄色い小さなお花が咲いていました。毎年ブログで紹介している花ですが、キバナノアマナという種類です。小さな目立たない花なのですが、個人的にはお気に入りで何度も紹介してしまします(笑)

キバナノアマナ

一方、白いじゅうたんのように集まって目立っているのはキクザキイチゲ。青っぽい色になる花も多いのですが、ここでは真っ白ですね。土壌条件によって変わるのかもしれません。

キクザキイチゲ

キクザキイチゲにそっくりですが、葉っぱの形がちょっと違う別種。アズマイチゲといいます。

アズマイチゲ

チョウもいろいろ飛んでいました。よく見かけたのは、キタテハ、ルリタテハ、シータテハなど成虫で冬を越すタイプのタテハチョウの仲間。数日前、さなぎで冬を越すタイプのモンシロチョウの姿も見かけたのですが、今日は出会えず。写真はシータテハです。

シータテハ

チョウもいろいろ飛んでいました。よく見かけたのは、キタテハ、ルリタテハ、シータテハなど成虫で冬を越すタイプのタテハチョウの仲間。数日前、さなぎで田んぼにはヤマアカガエルのオタマジャクシが泳ぎ始めています。この生き物がこの田んぼを支えている重要なメンバーです。たくさん生まれますが、ちゃんとカエルになって卵を産みに戻ってくるのはほんの数匹。他のオタマジャクシや子ガエルたちは誰かの糧になっていきます。

ヤマアカガエルのオタマジャクシ

こちらの水路は、水が干上がってしまっていたところを、昨年の春に復活させた場所です。雪で倒れてきた倒木なんかがあって、メンテナンスが必要なのですが…

水路

水の中をのぞいてみると、トウホクサンショウウオの卵がいっぱい産み付けられています!

やったー!うれしー!!

場所さえ作れば、こうやって、生き物たちは帰ってきてくれます。

この生き物たちからのレスポンスが震えるぐらい嬉しいのです(笑)

トウホクサンショウウオ卵嚢

さて、最後に。

先週のブログで「納豆ご飯をイチからつくる!」という年間企画のPRを今週のブログで書くと告知しました。

すみません!!まだ企画が間に合ってません!!

とりあえず、田植えのイベントは5/23(日)の9~14時ぐらいになりそうです。

残りの予定もできる限り早くアナウンスします!

ライター:佐々木