裏山をふらっと散歩してみると、もう登山道の雪はすっかりなくなって、谷間に少しだけ残っている状態でした。沢にはところどころ、砂防堰堤があるのですが、ここもその一つ。コンクリートの塊が登山道わきにあります。こういうところは、意外と自然観察のポイントだったりします。
ちょっと探してみると、あったあった。動物のフンが落ちています。長さは7~8cmぐらい。太さは1cmぐらいでしょうか。イタチ(もしくはテン)のフンだと思います。イタチの仲間は、倒木の上とか、こういう人工物の上とか、あとは登山道のど真ん中とか(それでよく踏んじゃうのですが…)、とにかく目立つ場所にフンをすることがよくあります。縄張り意識が強い動物なので、こうやってアピールしているわけです。よく見ると、鳥の羽のようなものも含まれています。このフン一つから、結構いろんな情報が読み取れます。
ライター:佐々木