先日の体験でぶら下げた凍み餅。凍らせたもち米のおかゆをぶら下げて作るわけなので、ぶら下げた初期に気温が高いと融けて落ちてしまいます。今年は異常な暖冬なのでとても心配したのですが…
大丈夫です(笑)ちゃんと残っています。
半月ちょっと経過した現在、表面は固くなってきましたが、触ると中がふわふわしている感触です。出来上がりにはまだ時間がかかりそうですが、とりあえず、融けて落ちる心配は全くなくなりました。さて、そんな凍み餅。完成品は揚げて甘辛く味付けをして食べるわけですが、この凍み餅の独特の食感を山形では「そりそり」と表現します。
「そりそりした食感」とか「そりそりして美味しい」といった具合に使う言葉なわけですが、山形以外の人には耳慣れないオノマトペです。私も全然分からなかったので、色んな人に聞いてみました。総合すると「さくさく」と「かりかり」の間で、且つ、ちょっと粉っぽくしっとりした口触り、ということのようです。人によっては「ほぼ凍み餅専用のオノマトペ」と答える人もいましたが…
山形には「そりそり」という名前の豆菓子も存在します。揚げた大豆に黄な粉や砂糖をまぶしたものです。へ~!!と感心する私に、手作りのそりそりを、町内の方がわざわざ届けてくれました。
食べてみると…確かに凍み餅と食感が似ている気がします。そうか…これがそりそりという食感か………っていうか、これ、ウマっ!!!手作りということもあってか、程よい甘さがとっても美味しいお菓子でした。気づくと無くなりそうになっていたので慌てて写真を撮ったのでした(笑)
ライター:佐々木