新しい体験プログラムの開発として、古い石臼の再生にチャレンジしています。
石臼は碾臼(ひきうす)とも言い、この辺では短く「ひうす」と言うそうです。昔はどこの家にも一つはあって、米を粉にして団子にしたり、黄な粉を作っていたとのこと。でも今はだれも使っていません。
いくつか古い石臼を手に入れたものの、メンテナンスが必要で、いつも頼りにしている地元のおじさんに相談にいきました…が、70過ぎのおじさんでも見たことはあるけど、使ったことはないとのこと。そうこうするうちに別のおじさんも現れて、うちにもあるから持ってくか~?となりました。
移動してみると、あるある。
どこのお家でもそうですが、昔からすんでいるお家ではこうやって庭に転がされていたり、漬物石に使われていたりします。ここでは鉢植えをのせる台にしているとのことでした。
というわけで、石臼がもう1組追加されて、とりあえず一番状態のよさそうなものを選んで修理を試みることになりました。この道具、なかなかに奥が深くて、上の石と下の石の間に正確に溝が切られています。これを目立てしたり、腐ってなくなった金属や木のパーツを交換したりと、一筋縄ではいかなそうです。とりあえず、おじさん宅に入院させてきました(笑)さてどうなるか??
ライター:佐々木