コイン精米所

山形に移住して5年。今でこそ、当たり前になってしまいましたが、移住してすぐの頃は「コイン精米所、使ってみたいね~」と妻とよく話をしたものでした。都会に住んでいたり、農家さんに知り合いがいなければ、米は精米したものをスーパーで買うのが普通ですからね。私自身も、そもそも精米って何?っていうレベルでした(笑)


今日はそんなコイン精米所に行ってきたので、そのお話です。

こんな感じの小さな小屋のようなもの、山形ではスーパーやホームセンターなんかの駐車場に設置されていることも多いですね。東京都心なんかではまず見かけません。

ここに持っていくものは何か?というと、玄米の状態のお米です。玄米というもの自体、都会の人にとっては珍しいものでなかなか手に入りませんが、農家さんや農家に知り合いのいる人は玄米を手に入れて1年分ストックします。精米すると米が劣化しやすいからです。必要に応じてこれを精米して白米にします。



精米は10㎏で100円。これが相場です。

大体、米袋は30㎏入りなので(これもそうですが、私自身は30㎏の米袋なんか見たこともありませんでした。電車で30㎏なんか買って帰れませんからねw)精米代は300円です。玄米を機械に入れてお金を入れると、精米の具合を調節できます。少し糠(ぬか)を残した「〇〇分づき」というものから、完全に真っ白になるまで糠を削り取る「無洗米」まで選べます。私は「標準」を選びます。無洗米にしてしまうと粒が小さくなって、量も大分目減りします。


お米のビフォー・アフターです。これで標準。十分白いですよね。でも売っている白米はもっと白いので「上白米」ぐらいの精米なんじゃないかと思います。

これを少しずつ食べて、なくなったらまた次の玄米を精米して食べるわけです。

田舎の人にとっては当たり前でも、都会の人にとっては、こんなこともカルチャーショックで面白いんですよ~というお話でした(#^.^#)


ライター:佐々木