こちらはヤマボウシの花。実はこの白い花びらのように見えるものは、つぼみを包んでいた総苞片とよばれるもので、花弁(花弁)ではありません。山地に自生しており、街路樹にも使われています。アメリカにソメイヨシノを寄贈し、その返礼として送られてきたハナミズキ(アメリカヤマボウシ)と花のつくりがよく似ています。ハナミズキは総苞片の先が窪んでいますが、ヤマボウシは総苞片の先が尖がっています。
この時期、田んぼの見回りに行くと楽しみな事があります。お目当ては、田んぼの近くに生えているクワの実。いつも手が真っ黒になるまで食べてしまいます(笑)
クワといえば昔から葉は蚕のエサに、実はジャムに、材は建築材にも使われていたそうで、人里近くに植えられることの多かった木ですね。毎年ジャムを作ろうと頑張って実を採取するのですが、そのまま食べてしまい結局作れずじまい(笑)
ライター:村中