冬のやまさぁーべでは風物詩になっている体育館の雪下ろし作業が今年も始まりました。今日から3日間で行われます。
各家庭の場合、雪下ろしはお父さんのお仕事。自分で屋根の上に登ってスコップやスノーダンプを使って人力で雪を下します。やらないと雪の重みで建物が傷んでしまうからです。でも、体育館ぐらい大きな建物だと人力という訳にはいきません。普段は地面で動かして雪を飛ばす除雪機をクレーンで屋根の上に持ち上げます。
雪の厚みは多い部分で1.6mぐらいになっているようです。今年は雪が少ないので、それでもましな方です。「雪庇(せっぴ)」という言葉を聞いたことがありますか?雪国の人や山登りをする人には聞きなれた言葉ですが、それ以外の人は知らないですよね。屋根の上に積もった雪は雪粒同士が凍ってくっついて、軒先から張り出してきます。これが雪庇。やまさぁーべの体育館の場合、厚さ1.6mでせり出し1m越えの雪庇が20~30mぐらいの長さで続いています。これを落とすのですが…すさまじい重さの塊が落ちてくるわけで、とっても危険。
落っこちた雪庇が整列して雪に突き刺さった写真。もう雪じゃなくて氷の塊です。こんなのが人に当たったらひとたまりもありません。だから、雪下ろしが必要、という理由もあるわけです。
ライター:佐々木