部分日食

今日はおよそ3年ぶりに部分日食がみられる日。朝起きると少し晴れていて、ちょっぴり期待がもてそうな天気!!除雪をしながら太陽が顔を出してくれるのを待ちます。


部分日食とは、月が太陽の前を横切ることで、太陽の一部が隠される現象のことをいいます。(地球、月、太陽の順に3つの天体がほぼ一直線に並ぶ状態)

※わかりやすいように天体を拡大して表示しています


食の最大時刻が過ぎても南の空が晴れてくれないので、あきらめかけていたのですが…食の終わり頃に少しの晴れ間が!!目を痛めないように日食グラスを使って観測します。



せっかくなので、ピンホールという観測方法も試してみましたが、食の終わりかけ&薄い雲に覆われていたので失敗。上手くいくと2枚目の写真のように写ります(2枚目の写真は7年前の日食)

ちなみにこちらのシートは特殊なものではなく、模造紙や段ボールなど光を通さない素材の物に穴を空けただけの物になります。

今年は12月26日にもう一度部分日食(日没帯食)があります。山形はなかなか晴れない時期とはなりますが、今回見逃した方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


※太陽は大変強い光と熱を出している天体(太陽は満月のおよそ46万倍明るいと言われています)。観測する際は肉眼はもちろんの事、下敷きやサングラス、ポテトチップスの袋などといった一見可視光を減光できそうに見えるものでも、目に有害な波長の光を通すことがあり大変危険です。気づかないうちに網膜を損傷してしまう事がありますので、観測する際は日食グラス等の使用をお勧めします。

※また、太陽投影法や太陽観察用の遮蔽版などを使用せずに、天体望遠鏡や双眼鏡で観測をすると最悪失明の可能性もありますので絶対に行わないでください。

ライター:村中