冬水田んぼはオアシス

やまさぁーべは年末の大掃除中。でも日課である田んぼのチェックは今日もあります。


このブログの中で何度もご紹介していますが、やまさぁーべでは「冬水田んぼ」といって、通常は水を抜いてしまう冬場にも田んぼに水を張って管理しています。除草剤や殺虫剤をできるだけ使わない農法の行程の一つですが、当然、冬場も水路が詰まっていないかなどのチェックが欠かせません。



さて、田んぼに行ってみるとスズメたちが雨宿り…ならぬ雪宿りをしていました。田んぼ脇にある物置の屋根の下で体を膨らませています。


じっと雪の当たらないところで耐えているのか、と思うと数分おきにあちこち飛び回って移動します。田んぼの真上に張られた電線に集まっているところ。今日は結構雪が降っています。


で、最終的にどこに行くのかなぁ、と観察していると田んぼの畔の土が見えている場所に降りたちました。どうやら食べ物を探しているようです。野生の生き物たちにとって、全てが雪に覆われる真冬の柳川で食べ物を探すことは容易ではありません。冬水田んぼをしていると、その場所だけ雪が融けるので地面が露出し、鳥たちの食事場所になっているようです。他にも、この寒いのに「カラスの行水」も見られました。冬水田んぼは、真冬のオアシスとなっているようです。

ライター:佐々木