先日、ブログでご紹介した珍しい水生昆虫のエゾゲンゴロウモドキ。これを飼育展示するために今日は水槽の立ち上げ作業。
せっかく展示するのだから、おしゃれに作ろう!と意気込んでアクアテラリウムにすることにしました。最近、体験プログラムで実施しているテラリウムはグラスの中に作り、水は入れません。アクアテラリウムは、陸域と水域を同じ水槽の中に作ります。まずは水槽の中にろ過装置などを配置。陸地の砂を止める杭を並べました。
川砂を入れてみました。このままコケやシダを植えようと思ったのですが…作業を見学しにきた役員(やまさぁーべを管理しているさわらび会の役員)から「田んぼや池の生き物なのに川砂なの?」と厳しい指摘を受け…。ちょっと本気モードになって田んぼで資材調達。
完成品です。少し水が濁っているのは田んぼの泥を敷いたため。泥の上にマット状に生えたミゾハコベという水草を敷き詰めました。他にもセリやシダ、スゲなどの野草を配置。水の濁りはろ過が進むと収まるはず。
さっそく虫を入れてみました。縁どりがない方がクロゲンゴロウ。ある方がエゾゲンゴロウモドキです。気に入ってくれるといいな。2Fワークスペースに展示しています。
ライター:佐々木