さて、稲刈りも終えて来年の田んぼをどうするか、計画を立てることに。まずは水路の状況を確認しなきゃな、と行ってみると、なんと水が来ていない!!
取水口は少し上流の徳沢川の堰堤にあるとのことで行ってみる。堰堤には土砂がたくさんたまっていてこれで埋まってしまった様子。うーむ、復旧には相当な労力がかかりそうです。このままでは来年の田んぼはかなり厳しい事になります。いつまでたっても順調とは縁遠いやまさぁーべの米づくりです。
本来はもっと切り立った沢のはずですが、たまった土砂のせいで中流域のような環境になっています。喜んでいるのはカジカガエルですね。こういう環境が好きで産卵に集まってきます。今日は1cmほどの子ガエルが足元をたくさん跳ねていました。本流である月布川のカジカガエルはもっと大きくなっているので、徳沢川の低い水温のために成長が遅れているのだろうな、と思いました。
そして驚いたのは魚の多さ。月布川にもこんなにたくさんの魚はいません。全てアブラハヤでした。堰堤には魚道がないので魚が本流から上がることは考えられないし、イワナやヤマメならともかく、アブラハヤを積極的に放流する人もいないでしょう。堰堤ができる前に取り残された魚たちが代々息づいているようです。たくましいですね。ちなみに、やまさぁーべの田んぼの水路にはよくこのアブラハヤが見られますが、ここから入ってきたんだな、ということが分かりました。
ライター:佐々木