へくさ取り

明日は雪きらり」に「ひだ

今年で3年目になる米作り。順調に実っています…と言いたいところですがやっぱり作物を育てるのは難しい。今年も問題発生。


稲穂の上に背の高い草が穂をつけているのが写真からわかるでしょうか?拡大した写真もUPしていますが、ヒエ(正式にはタイヌビエ)という雑草です。水田で一番怖い雑草かもしれません。除草剤を使わない米作りをしているので、ある程度は仕方ないのですが…それにしても今年はひどい。渇水で田んぼに水が少なかったことも原因しているかもしれません。

穂が出ると、イネとは全く違うのですが、草や茎はそっくり。だから、穂が出る前に草取りしても必ず取りこぼしが出ます。さらに、穂が出たあとに刈取りをしても、背が高いので根元を見ているとどれが稲でどれがヒエか分からなくなります。本当に厄介。もしかしたら、人間との競争の中で、ここまで似た姿に進化してきたのかもしれません…。



このあたりの方言で、ヒエのことを「へくさ」と呼びます。音しか知らないので…たぶん「屁草」なのでしょうか。で、ヒエ取りの事をへくさ取りと言います。今日はスタッフ2名で1日中へくさ取り。それでも1枚の田んぼの20%位しか進捗がありません。さぁ、これから稲刈りまでのルーチンワークです。


ライター:佐々木