来週の体験プログラムの下見。やまさぁーべの先地周辺で生きもの探しです。
昨年、町内某所から移植してきたバイカモ。県内では準絶滅危惧種に指定されている水草です。元の場所は水路掃除と共に取り除かれてしまうということで緊急避難的にやまさぁーべ裏の水路に移植したのでした。
今日見たら、可愛らしい花が。ウメによく似たこの花が名前の由来です。
グラウンドには赤とんぼがいました。「赤とんぼ」はアカネ属というグループに入るトンボの総称。赤い色をした種類が多いのですが、そうでないものもいます。でも、この時期はまだ成熟していないのでどの赤とんぼも黄色い色をしています。秋になって成熟すると色づいてきます。まずは一番有名なアキアカネ。
そして、ノシメトンボとヒメアカネ。ノシメトンボは翅の先が黒い色をしているのが特徴の一つ。この種類は、成熟してもあまり赤っぽくなりません。ヒメアカネの方は、休耕田のような湿地環境を好む種類。数が減っている赤とんぼの一つで、全国的に見れば保護活動が行われている地域もあります。
赤とんぼの仲間は種類が多く見分けるのも難しいですが、よく止まってくれるので写真が撮りやすくて、あとで図鑑と照らし合わせるのが面白いです。前、真横、真上などいろんな角度から写真を撮っておくと、後々の見分けに役立ちます。
ライター:佐々木