週末のお客様をご案内する下見で裏山へ。スギ林と雑木林が混在する山の中を歩きながら見つけた足元の花たち。
紫の方はナガハシスミレの群落。距(きょ)と呼ばれる蜜袋が長いのが特徴です。日本海側に多いスミレです。白い花の方はチゴユリ。初夏の林床にたくさん咲く花です。
白い方、変わった形の花ですね。写真だと分かりにくいですが、ちょっと黄色味がかかった色をしています。その名もキバナイカリソウ。船の碇に例えたネーミング。これも日本海側特有の植物です。青い方はフデリンドウ。リンドウは秋の花ですが、これは春に咲く種類です。
最後はホウチャクソウです。この植物は有毒で食用にはできないのですが、出たての芽のときは山菜として利用するナルコユリにそっくり。でもどっちか確定できなかったので使わずにおいたのですが、正解でした…。花が咲くとナルコユリは鈴なりにたくさんの花をつけるので見分けは簡単です。来年もこいつは食べずに見て楽しむだけにしよう(笑)
ライター:佐々木