朝から雨でしたが、田んぼに水を引くための水路を補修しに行きました。
田んぼの水は、川からポンプでくみ上げるわけではありません。水を入れようとしている田んぼより標高の高い場所から水路を引っ張ってきます。すぐ近くに丁度いい沢があればいいのですが、なかなかそうはいかないため、延々と何キロにも及ぶ水路を作って遠くから水を引いてこなければいけないわけです。
で、このあたりは昔ながらの土水路が今も現役で使われているため、所々、土砂崩れが起きて水路がなくなってしまうことがあります。今日作業したのはそんな場所。分かりにくいですが、写真は作業のビフォーアフター。崩れてなくなった水路をパイプでつなぎました。一歩足を滑らせれば数メートル下の月布川にまっさかさまです。地域の方と協力して何とか作業を終えました。
途中、水路沿いにミズバショウが咲いていました。少し成長が進んでいて、図鑑通りの姿ではなくなっていますね。葉っぱの中心に見える白い花びらのようなものは「苞」と呼ばれる部分で葉っぱが形を変えたもの。その横に見える黄色いトウモロコシの芯のようなものが小さな花の集まりです。
苦労して何キロも先から引っ張ってきた水が田んぼに入り始めました。たまったら代掻きです。
ライター:佐々木