埼玉県羽生市で、持続可能な暮らしや子どもの自然体験などを提案している「雨読晴耕村舎」の代表である後藤雅浩さんを迎えて、田んぼの調査を行いました。
やまさぁーべの周りの田んぼも他の地域同様に、耕作放棄地が増えてきています。農家の担い手不足、業としての稲作の採算性など、理由は様々です。
そして、家庭菜園の畑をやる人は多いけど、家庭菜園としての田んぼをやる人はあまりいませんよね。その要因は、田んぼを作るためにはトラクターやコンバインなど様々な機械がないと作業が大変すぎる、ということがあります。後藤さん達がやっている「家庭稲作」という方法はこの問題を解決する一つの方法です。
家庭稲作では大型の機械をほとんど使いません。どうやって耕すのか?代掻きするのか?
田起こしも代掻きもしない、不耕起栽培でお米を育てるのです。もちろん除草剤も化学肥料も使いません。その土地に合わせた水管理をすることで雑草を抑え、できるだけ手間と経費をかけずに稲を育てる手法です。基本的に手植えなので大面積の稲作には向きませんが、体験田んぼとしてはもってこいの方法です。今日は、その現地確認でした。
常識的な田んぼの作り方とは全く違う方法なので、後藤さんの言葉一つ一つが驚きの連続でした…(笑)今年は実験的に小面積だけ行うのですが、もし成功すればとても環境にやさしく手間も少ない方法なので、他の田んぼでも実施して耕作放棄地を「環境配慮型」の田んぼとして少しずつ復活させていきたいと思っています。目標はホタルの乱舞です♪
なんて、考えながら調査をしていると、田んぼの付近で何かを発見。
葉っぱの化石と、昆虫?の化石を見つけました。
田植えのついでに化石発掘体験!!なんていうプログラムも作りたいですね。
夢は広がります!!
ライター:村中