やまさぁーべの昇降口前には古いソメイヨシノの木が植えられています。湿気のせいなのか、雪のせいなのか、かなり樹勢が衰えた木ではあるのですが春には美しく花を咲かせます。


そのソメイヨシノの根元付近。雪の上に何やら茶色いものがパラパラとまかれています。何だろう…と上を見上げてみると…。


鷽が群れでやってきていました。鷽は、ウソと読みます。鷽とは古語で口笛を意味する言葉だそうですが、その名の通り、口笛のような声で鳴きます。

このウソの大好物がサクラやウメ、モモなどバラ科の樹木の花芽。この時期に群れで移動しながら花芽をついばんでいきます。オスはのど元のピンク色が美しく、バードウォッチャーには結構人気の鳥ですが、果樹園では、とってもの嫌われ者。そりゃそうだ、花芽を食われれば実はなりませんからね。とっても綺麗で、私も大好きな鳥なんですが…。


あ゛……。ということは、このソメイヨシノも、今年は咲かないかな(^_^;)

ライター:佐々木