館長佐々木、しばらくお休みを頂いていたので、大江町に戻ってきて真っ白になった風景にちょっと感動(笑)
ウキウキして雪虫たちを探しに行きました。
雪虫は、雪の上で活動する昆虫や小動物の総称です。
まずはツチトビムシとマルトビムシの仲間。積雪期の観察対象の定番です。大きさは数ミリしかありませんが、雪の上にたくさんいます。
こちらは小型のクモです。おそらく、コモリグモの仲間とアシナガグモの仲間。コモリグモは、その名の通り、背中に子どもを乗せて子守をします。
調べたけど、結局同定しきれなかったイモムシ。なぜか何匹も雪上を這っていました。
そして、これが今日一番の発見。館長佐々木は初めて見て感動してしまいました。
クモガタガガンボという昆虫の仲間です。何の仲間かというと、「カ」や「ハエ」に近い種類で双翅目(そうしもく)というグループに入ります。昆虫は普通、4枚の翅を持っていますが、双翅目は翅が退化して2枚しか持っていません。クモガタガガンボは、その2枚の翅も退化して飛ぶことをやめる方向に進化しました。天敵の少ないこの時期に雪の上を這いまわって相手を探し、交尾をして子孫を残します。生きものって本当に面白い。