池と水路

田んぼの収穫が終わり、先日、地主さんやお米作りの師匠たちと、来年の田んぼについて相談する機会がありました。その時、池があるといいな~なんて話をしていたのですが、今朝、田んぼの前を通りかかったら、池が…できてる…!!!


いや、いや、いや。早すぎでしょ(笑)田舎のおじさんたちの仕事の速さにビックリです。いつのまにか、田んぼの脇に池が出来上がっています。まだ打ち合わせ段階だったのに。寝ている間に小人たちが仕事を済ませてくれて…なんて童話がありましたが、まるっきりそんな気分です。ありがたい…!!

実は、この辺りの田んぼは冷たい沢水を引いているので、水の流入口付近の稲の生育が悪くなりがちなんです。それを解決するためには、一度水を池に溜めて、日光で温めてから田んぼに入れるという方法があるわけです。


池を掘ってもらったからには、水路は自力で掘らなきゃ!ということで、急きょ土木作業となりました。写っている重機は師匠のもの。私は運転できません(笑)武器はスコップと体力のみです。



実は、この池には水温を上げる以外にも、もう一つ目的があります。それは、田んぼの生きもののすみかを増やすこと。この近くには、昔からゲンジボタルがすんでいるのですが近年は非常に数が減っています。その原因の一つが、田んぼが使われなくなって、水路やため池が減ってしまったこと。この水路や池には一年中、水を張る予定ですのでバッチリすみかになるはずです。

写真は、ゲンジボタルの幼虫が食べるカワニナという貝ですが、こういう生きものがどんどん増えてくれることが、田んぼプロジェクトの真の目的です♪