月布川の魚類調査②

やまさぁーべ前を流れる月布川(つきぬのがわ)の魚類調査2回目を行いました。前回は左沢(最上川との合流点)から貫見まで。今回は、その上流。沢口(巻淵)から古寺までを調査しています。


今回の調査範囲は、月布川の中では中~上流に当たる場所です。タモ網と、投網を使っての調査です。

※10月から禁漁期間です。特別な許可を受けての調査です。



カマツカというコイ科の魚です。砂の中に潜って隠れます。もっと下流にいるイメージでしたが、前回の調査では見つかっていません。


スナヤツメです。これも砂地に潜ってくらす魚です。


アブラハヤです。今回、最も多く見つかった魚ですが、上流の神通峡に入るあたりからは姿が見られなくなりました。


ヤマメです。前回の調査では見つかりませんでした。やはり、上流の方に多いようです。これが海に下って大きくなって帰ってきたものがサクラマスと呼ばれます。「大江町の魚」「山形県の魚」に指定されています。


イワナです。最上流の古寺では、やはりこれが多かったです。これも、前回の調査では見つかっていません。


最後はカジカです。ちょっと意外だったのがこれ。前回調査のスタート地点「左沢」から今回の最終調査地「古寺」まですべての調査地で見つかりました。最も分布範囲が広い種類ということになります。

今回の調査を通して、月布川のどのあたりにどんな種類の魚がすんでいるか、少しだけ傾向を知ることができました。今後も継続的な調査をして、保全や体験プログラムに活かしていきたいと思います。