たまには趣向を変えて、今日は町外で開催された講演会に行ってきてお話。とっても勉強になりました。
行ってきたのは、蔵王山のある上山(かみのやま)市。今日は天気がよかったので、山の噴火口付近の岩肌までくっきりと見えました。樹氷とスキー場で有名な蔵王ですが、夏もクアオルトウォークなどアウトドア・アクティビティを行っている地域です。
そんな上山で講演をされたのは、山田圭一郎氏。ものすごく、いろいろな仕事をされている方で、肩書もいっぱいあるのでどのようにご紹介するとスッキリするのかわからないのですが、内閣府・農水省・国交省が認定する観光カリスマ(世界トップレベルの観光ノウハウを各地に広めるカリスマ)です。スイス・ツェルマットを拠点に、日本国内での「観光」という産業を柱にした地域づくり、地域活性化のアドバイザーをされています。また、元々スイスではスキーインストラクターやトレッキングガイドをされている方で、やまさぁーべが行っている「エコツーリズム」にも精通された方です。
今日の公園タイトルは、「選ばれ続ける地域とは ~地域のための観光戦略 スイスに学ぶ再生のヒント~」。
講演会の趣旨を簡単に説明すると…
・観光という産業は、外貨(ここでは、海外だけでなく、その地域の外のお金という意)を獲得する効果的な手法で、地域内の様々な産業に大きな波及効果がある→まちづくりの柱になる
・マーケティングをしっかり行い魅力的な商品開発を行えば、どんな田舎でもお客様はやってくる。観光資源は地域そのもの
・地域での観光と、それを取り巻く産業の取りまとめ役をする組織(DMO)が必要
・観光は、人口減少による自治体消滅を止める強力なツールである
と、いった感じ。
ダメですね。全然伝わらない。もっと、とっても面白く、勉強になるお話でした。
さらに興味のある方は→コチラ(外部リンク)
今日の講演会の要約ではありませんが、インタビュー形式で山田先生のお考えがわかりやすく書かれています。
館長佐々木、実は別の研修会で山田先生のお話をお聞きしたことがあります。その時、大江町の活性化と自然再生にとって、やまさぁーべでのエコツーリズムが果たす役割は重大だ!と、とても自信を深めたのでしたが、今日再びお話をお聞きして、また熱いものが込み上げてきました。
遠くない未来、必ず大江町にお招きして、町の皆さんにお話を聞いていただこうと思っています。乞うご期待!