夕方のお散歩

湿度が高くて、初夏らしいムッとする陽気。今夜あたりは雨の予報もあります。そろそろ、山形にも梅雨の足音が聞こえて来そうです。夕方、グラウンドの見回りをしながら見つけたお花の話。


昇降口前で見つけたのは膨らみ始めたヤマユリのつぼみ。昨年も大輪の花を咲かせていました。花が見られるのはあと1か月半ほど先でしょうか。園芸種でよく使われるカサブランカの原種です。カサブランカは日本産のヤマユリなどが海外で交配されて作られた植物。いわば逆輸入ですね。


左は、ヤマボウシの白い花。右はよく知られたドクダミの花です。ヤマボウシは樹、ドクダミは草です。花の特徴として、どちらにも白い花びらが4枚…と、実はこの白い花びらのように見えるものは“苞(ほう)”と呼ばれる、つぼみを包んでいた殻のようなもの。厳密には花びら(花弁)ではありません。真ん中の綿棒の頭のように見える塊が、小さな花が集まったものです。