地元の方からお酒とお食事に誘っていただいて、日付が変わってからの更新となってしまいました。ネマガリタケ入りのツユでいただく〝ひやむぎ”、最高でした。
ここのところ、ありがたいことに晴れ続きなので畑の作物もすくすく育っています。でも同時に雑草も伸びますので、やまさぁーべのように人が利用する施設では管理が必要です。
草むしり、草刈、除草剤…。雑草と戦うための方法はいろいろあります。どれも雑草を取り除くための作業ですが、少しずつ意味合いが違います。
お金がかからない順で行くと…一番安いのが草むしり、その次が燃料代がかかる草刈、一番お金がかかるのが除草剤でしょうか。でも、効果が持続する時間が長い順はその逆だし、作業が大変な順も逆ですね。人件費や効率まで考えると、一概に草むしりが安いとは言えなさそうです。
では環境に優しい順はどうか、と考えると一番いいのが草刈、その次が草むしり、一番悪いのが除草剤、という順になります。草むしりは、雑草の根を取り除くのでその部分が裸地化し、雨が降ると土壌が流れて土地が痩せるし川が汚れる。除草剤はそもそも毒物なので(※説明書には短時間で分解されて無害になると書かれています)、人体や環境に対する安全性の面で疑問符がつきます。
やまさぁーべでは、除草剤は使いません。畑には草むしりを採用し、それ以外の場所は草刈を採用しています。草刈の回数も、場所によって変化を持たせています。一般に、年に5回以上草刈をするとシバ型草地、3回程度だとチガヤ型草地、1回だとススキ型草地になり、草刈をしないと木が生えてきて樹林化していくと言われています。場所によって頻度を変えると、違う種類の雑草が生えてきて環境が多様化し、いろんな生きものがすめるようになります。雑草も大切な自然の一員なわけです。
そもそも、雑草とういう言葉よくないですね。野草と呼ぶと、少し響きが違うように感じられますね♪
草刈の途中でトンボを見つけました。シオヤトンボという種類です。浅く水が張った休耕田の様な環境を好むトンボで、トンボの仲間ではかなり早い時期から成虫が出現する種類です。
近くの山からはアカショウビンやホトトギス、ツツドリの声が聞こえていましたが、作業が長引いて日が暮れると夜行性のトラツグミやヨタカの声に変わっていきました。