おばあちゃんの手仕事

・やまさぁーべがある大江町七軒地区。ここには、山で生きる術を身に付けた達人がたくさんいます。

いろんな達人がいらっしゃいますが、今回はとあるおばあちゃんをご紹介いたします。


・やまさぁーべのすぐ近くで一人暮らしをされているTおばあちゃん。20歳の頃お嫁に来てから60数年が経ったそうです。お嫁に来て初めて経験する山の暮らし。山菜のこと、料理のこと、嫁ぎ先のおばあちゃんや地域のお母さんたちに教えてもらったことを今も丁寧に実践し続けていらっしゃいます。

 

 

 

下の写真は手づくりの片栗粉です。正式にはじゃがいもでん粉でしょうか。

おろし金でおろしたじゃがいもを水の中に入れて半日おき、出てきた汁を捨てて新しい水を入れる。これを繰り返して水がきれいになったら、そこに沈んだ固体を外に干せば完成だそうです!

かたくり粉を手づくりする人がいるなんて、とってもびっくりしました。


次の写真は、近年健康食品として話題になっているえごまです。

おばあちゃんは「つぶあぶら」と呼んでいました!

和えものの調味料として利用することが多く、擦ったものを味噌や醤油と合わせて野菜と和えたそうです。

普段は瓶やプラスチックの容器に保存しておき、必要になったら擦ってつかうそうです。

写真を見て分かるように、23年に収穫されたものを今も大切に食べ続けているんだそうです。



他にも、ひょう干しや大根干しなど、Tおばあちゃんの手仕事は他にもたくさんあります。

冬にむけての準備は、まだ始まったばかりです。