明後日からのGW企画の下見をしてきました。ナイトウォークでは夜行性の生きものを中心に観察します。今日は寒かったので生きものの活動がイマイチでしたが、それでもカエルやタヌキなどを見る事が出来ました。
こちらは防火水槽にいたアカハライモリです。左の写真は息継ぎをしたあとUターンして潜っていくところ。気持ちよさそう。しばらく見ているとお腹の大きなイモリが現れました。どうやら卵をお腹に抱えたお母さんのようです。分かりにくいですが、金網の下にもう一匹いて、こっちがオスのようです。一生懸命メスを追いかけていました。
同じ防火水槽で見つけたトンボの幼虫、ヤゴです。ヤンマの仲間のようですが、細かい種類までは分かりませんでした。こんど調べてみます。首が斜め上を向いているのが分かりますか?視線の先にはマツモムシがいます。これを狙っているわけですね。射程距離まで獲物が近づくと、顎をピュ!と延ばして捕まえます。でも今日の狩りは失敗のようでした。
ヤマアカガエルのオスです。水際にたたずんでいました。ヤマアカガエルの繁殖期はこの辺りでは3月下旬から4月上旬ごろ。季節的にもう完全に終わっているので、この時期に鳴き声を聞くことはありません。
そう。実は、カエルが鳴くのは繁殖のためなんですね。一般的に、鳴くのはオスだけで、メスを呼ぶ声なわけです。この時期は、アマガエルやシュレーゲルアオガエルといったカエルの繁殖期の始まりなので、ゲッゲッゲッゲ…というアマガエルの声と、コロロロロ…というシュレーゲルの声が聞かれます。
最後は田んぼで見つけたニホンアマガエル。アマガエルというと、緑色のカエルを思い浮かべますが、こんなに色が変わります。変幻自在の忍者のようですね。