GW特別企画で登る予定の山に下見に行ってきました。ちょっと面白い写真が撮れたのでご紹介。
前に下見に行ったのが5日前。それから一気にブナの葉っぱが開いて、すこーし薄暗く感じられました。日当たりのよい尾根道のカタクリはかなり早くから咲いていたためか、花が終わりかけになっていました。北向きの斜面では今が満開といった感じ。代わりにシュンランの花(写真左)がきれいに開き、沢沿いではニリンソウ(写真右)の群落ができていました。
さて、次がメインのお話。この写真の中に、生きものが隠れています。どこにいるでしょう??
※写真をクリックすると拡大します。
実は、写真の右の方に鳥が隠れています。卵を抱いたヤマドリのお母さんです(写真左)。見事な擬態。完全に落ち葉と一体化しています。実は、先日の下見でこの場所にヤマドリの卵を見つけていたのです(写真右;これは5日前に撮った写真です)。その時は親鳥がいなかったので、きっと放棄された巣なのか、それとも親の身になにかが起きてしまったのか…なんて想像していたのですが無事だったようです。
できるだけ怖がらせたくなかったのですが、巣の位置が道沿いなのでどうしても2mぐらいの距離まで近づいて通り過ぎざるをえない…。ゆっくりと通り過ぎましたが、ヤマドリのお母さん、首を動かすどころか、瞬きすらしません。「動かない」ことが我が身と卵を守る最良の作戦なのでしょう。作戦は正解だと思います。今日は巣の場所を知っていたので気づきましたが、そうでなければ、これは分からなかったと思います。