そろそろ気温も上がってきたので畑の準備に取り掛かりました。
やまさぁーべのある大江町の七軒地区は日本海側の気候のため、冬はとっても雪深い土地です。館長佐々木が一昨年まで住んでいた埼玉県などでは、真冬でも葉物野菜が栽培されたり、ジャガイモのたねいもを2月に植え付けたりしていましたが、このあたりでそれは無理無理…。その分、雪が融けると地元の皆さんも急に元気になって忙しそうに田畑の作業に追われます。
校舎の南側にある畑を耕しました。昨年は、トマト、キュウリ、トウモロコシ、エダマメ、サトイモ、サツマイモといった感じで夏野菜を中心に色んな作物を作りましたが、失敗も多く…今年は絞ることにしました。ジャガイモとエダマメにします!!
写真左はエダマメの苗ポット。このエダマメという作物も、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中早生(ちゅわせ)と、成長のスピードや味の違う色んな品種がありまして、育て方もそれぞれ少しずつ違います。農家の方に教わりながら、とりあえず極早生と早生のポットを作りました。普通、マメ科の植物は根粒菌という菌を根っこに共生させ、空気中のちっ素を栄養として使うことができます。でも、農家の方曰く、極早生などはこの根粒菌が付きにくいからちっ素分のある肥料をやったほうが成長がいいのだそう。ポットも、そのまま畑に植えて土に還るタイプのものを使用。早生系統では根張りがよくないのでその方が無難なのだとか。
写真右がジャガイモの種芋。半分に切って、その面が腐らないようにキュアリングという作業を行います。切った面を乾かすのではなく、ほどよく湿度を保って2日ぐらい置くと、切り口がかさぶたのように少し回復して腐りにくくなります。その後、日光に当ててやると芽が動き出して成長しはじめます。
いろいろ技があるものです。農業って面白い。どちらも夏休みスタートぐらいには収穫できるよう育てていきます♪