やまさぁーべの周辺と裏山の自然の状況を確認しよう、ということで大江町役場の皆さんと一緒に道なき道を登って3時間ほど山歩きをしてきました。
やまさぁーべの裏山はスギ林が多く、うっそうとした雰囲気なのですが、頑張って尾根まで登るとブナが混じる雑木林に出ます。明るくて気持ちのいい尾根道ですが、そこまでの道のりがかなりの急斜面で息を切らしながら登ることになりました。自分の運動不足を反省しなければいけないですね(笑)
あちこちで見つかったのはカモシカの糞。カモシカは溜め糞といって、一か所に糞をする「トイレ」を持つ習性があります。斜面の少し平らになった場所にたくさんの溜め糞があり、ああ、ここが彼らの休憩ポイントなんだな~などと想像しながら登りました。
ヤマザクラは咲き始め、といった感じ。タムシバ(写真)は大きな白い花をたくさん付けていました。日本海側特有の植物で、太平洋側では近い種類のコブシを見る事ができます。写真右の草は、ヒメシャガという植物の芽生え。後ひと月ほどすると、野草にしてはかなり目立つ綺麗な花を咲かせます。尾根付近にはかなりの数が群生していましたが、絶滅が心配される希少植物です。
やっとこさ山を下りてくると、道路沿いの池や防火水槽にサンショウウオの卵を見つけました。写真左はクロサンショウウオの卵、右はトウホクサンショウウオの卵です。成体は非常によく似ていて見分けが難しい場合があるのですが、卵の形は全く違いますね。今季初記録です。