フクロウの巣箱

2/11に開催予定のイベント「巣箱とバードケーキ作り」の最終準備。当日のスタッフで流れの確認と、試験的に巣箱をいくつか設置してみました。

・ 当日作る予定の巣箱はシジュウカラやヤマガラなどの小鳥を想定した小型の巣箱。今日は当日と同じサイズの巣箱と一緒に、フクロウ用の大型の巣箱も設置しました(写真)。これだけ大きくなると、なかなかの重量で、大人4人がかりで必死の思いでスギの木にくくりつけました。ちなみに、やまさぁーべの周辺では昨年は一度もフクロウの声を聞きませんでした。これだけ自然があるところならいてもおかしくないのだけれど…。フクロウが少なくなる原因の一つが、住宅難。大きな樹洞のある大木が伐採などで少なくなる事です。そういう意味で、巣箱をつけることはフクロウを保護する上で大きな意味があります。もしかしたら、やまさぁーべの周りには、現在いい物件がないのかもしれません。近くの貫見という地区では近年もフクロウの繁殖が行われたことがあるとのことで、ここにも来てくれるかな、と期待ています。

・今日はもう一つ鳥情報。巣箱をつける作業の休憩中、上空にタカの姿を発見。ハイタカでした(写真)。やまさぁーべオープンからの記録では初の確認です。かなり上空を飛んでいたので写真はイマイチですが、白いお腹と尾の帯模様が特徴的。非常によく似たタカで、オオタカという種類もいますが(これはやまさぁーべでは未記録)、もう少し体型ががっちりしている印象を受けます。この辺りはタカの種類が少なく、これまで記録されていたのはクマタカと、たまにトビ、チョウゲンボウが一回…夏はサシバが渡ってきて…ぐらい。一番珍しいはずのクマタカが、一番よく見られることから考えても、あまりに“山”すぎるのかなぁと思っています。